子どもたちは一体いつから鉄道好きになったのだろうか?
そんな疑問が湧くことがあります。
未就学の頃からが5割以上というアンケート調査結果もありますが、これはスマホやタブレットの普及が大きく影響していると考えられます。
また、遅くとも3歳4歳頃から幼稚園、保育園に入園します。その割合、4歳児で97.3%。
近年では特に共働きの御夫婦も多いため低年齢化も進んでいるようです。(文部科学省調べ)
我が子も、入園前の3歳頃から何故か新幹線を意識していたように記憶しています。
そして入園後、周りの影響からか、ふんわりしていた「好き」の領域がヴァーティカルに深度を増していったように思います。
幼児たちの「入園」とは言え、子どもたちにとって初めての社会進出です。侮れませんね。
そしてそんな子鉄くんとママを中心とし「鉄活」が始まります。
鉄活とは
そもそも「鉄活」と言えば、栄養分である「鉄分」を効率的に摂取し健康な生活をおくるための活動を指していたのですが、鉄道好きの言う『鉄活』は、この『鉄分』というワードを鉄道に掛けたことから始まったようです。
鉄道にまつわる趣味活動を行う事として認知されつつあるワードでしょう。
そのジャンルは様々、多岐にわたり拡大しています。
人的カテゴリー
鉄活をする子どもたちを取り巻く人的カテゴリーとしては以下のようなワードが代表的と言えるでしょう。
- 子 鉄・・・もちろん鉄道すきな子どもたち。男女の別はありません。
- ママ鉄・・・その子どもたちのママ。多くは我が子の鉄道好きに付き合っている間に自らが「鉄」になってしまった方々。
- 鉄 子・・・鉄道好きの女子/女性を指す。この路線のまま結婚→出産を経て「ママ鉄」に成るケースもあり。その場合、子どもは当然「子鉄」へと成長。(笑)
- パパ鉄・・・意外や意外、最も少ない人種。平日のママとの鉄活に侵食され、ほぼ出番がなくなる悲しい種族である。(泣)
- 親子鉄・・・子鉄&ママ鉄、あるいはパパ鉄(=希少種)のカップリング。
- 鉄ヲタ・・・上記を包含するか否かは別として、鉄道好きの総称であり、ほぼマニアを指す。そのジャンルは数多に広がる。(※昔は忌み嫌われる種族だったが、今では堂々たる存在感を放つ、不況下にある日本を支えるお金に糸目をつけない頼れる存在・・・?)
活動種別カテゴリー
上記「人的」な分類とは別に、活動方針を軸にした分類が以下に示す細分化されたカテゴリーです。
アウトドア系
- 撮り鉄:列車の写真撮影に情熱を燃やすファン。残念ながら一部マナー違反を犯し指摘されるような方も居り、ニュースなどに成るケースも見られる。「子鉄」くんたちの為にも、マナーを重んずる紳士たる行動を望みます。〈参考〉子どもたちに「撮り鉄」活動のマナーアップを啓蒙する動画を作成しましたので是非お子さんとご覧ください。『ルールを守って楽しい鉄活』
- 乗り鉄:列車に乗ることを愛して止まないファン。車両による特徴の違いを自ら乗ることで確かめる人、鉄道での旅を楽しむ人、より多くの路線へ乗ることを目指す人など、目的によって様々なタイプが存在する。
- 音 鉄:走行音や周辺環境の「音」を聞いて楽しんだり、分析研究することを愛好するファン。中でも、自ら機材を持ち、鉄道関連の音を録音して楽しむ人は「録り鉄」と呼ばれています。(驚)
- 葬式鉄:鉄道路線の廃止や車両のラストランを見送りたがるファン。但し、「葬式鉄」と呼ばれることを是認するファン本人はほぼ無く、口述する際は要注意!(ならばこの呼び方辞めませんか?)
- もじ鉄:鉄道に関する文字が好きな人たち。(確かに居ますが、マイノリティです。忘れて大丈夫です。)
その他にも細かな分類がありますが、ココまでとさせて頂きますm(_ _)m
インドア系
- 収集鉄:「蒐集鉄」とも書き、「コレ鉄」とも言う(コレ=コレクターですね)。鉄道関連品を集める愛好家を指す。鉄道関連であれば、どんな物でもコレクションするというよりは、特に自分がこだわっている物だけを集めている、いわゆる個々に専門分野を持っていることが多いようです。(闇)深いです・・・。
- 技術鉄:電気やブレーキなど鉄道の工学系分野が好きな方々。(もうココまで来ると専門家の領域過ぎてチンプンカンプンですね)
- 車両鉄:列車の分類や違いを研究する人たち。実物の車両に乗ることももちろん楽しみのひとつですが、車両基地や博物館などで、車両の歴史に触れたり、普段はなかなか見られない足回りなどの部分をじっくり見て楽しむそ~です。
- スジ鉄:「時刻表鉄」とも言うそ~です。時刻表を研究して自分なりの分析や改善案に浸る人。一般的に愛用している物としては、雑誌として販売もされている「時刻表」や、鉄道会社用として運行管理に使用される「ダイヤグラム」などがバイブルとなっているそうです。「スジ鉄」の「スジ」とはダイヤグラム上で列車を表す直線のことを指すそうです・・・・・・。
- 模型鉄:屋内で好みの模型を集めて動かす人々。これはよく解りますね!ココまでの流れの中で唯一ほっこりしますね。
以上のように、とにかく細かく分類される鉄道ファン=『鉄ヲタ』。
一体全体、我が子はどの「路線」へ進んで行くのでしょうか? それはご両親さま方との活動次第、その先は神のみぞ知る領域です(汗)。
名古屋市近郊のお勧めスポット ft.鉄マSHOP子ども社長
①ドクターイエロー観るなら@名古屋近郊
『岐阜羽島駅』『三河安城駅』=いずれも名古屋駅から新幹線で1駅。
- 岐阜羽島:名鉄線 岐阜行きで笠松乗り換え竹鼻線で新羽島下車徒歩。1時間弱、860円
- 三河安城:JR東海道本線岡崎行きで13駅、44分、490円!(ダントツのコストパフォマンス!)
のぞみは止まりませんが、安全柵が無いので子どもたちの目線からも通過列車や「こだま」を間近で観られる神駅。『ドクターイエロー』がこだま編成の際は最高のシチュエーションですヨ!(注:土日祝日の場合、ホーム上はカオス状態に!)
何故名古屋在住でありながら、名古屋駅推しでないのか?
名古屋駅は安全柵が設置されているため、背の低い子どもたちの目線では列車全体を観ることが出来ません。右画像→
安全の為の「安全柵」はありがたいですが、子どもたちには「No thanks」ですね。(仕方ないことですが・・・)
②寒くも熱くもない環境での鉄活なら
夏の暑さ、冬の寒さは大敵。出来れば避けたいかも・・・。
そんな時に最適! 名古屋マリオットアソシアホテル。宿泊しなくても15階ロビーからも普通に観られるセーフティ&コスパなスポット。
雨にも濡れず、風にも晒されず、エアコンの効いた室内の大開放窓越しから観おろせます!
②-2寒くも熱くもない環境での鉄活なら-part 2
名古屋マリオットアソシアホテルの52階「スカイラウンジ・ジーニス」
ここはもはや鉄道に限らず絶景です!
安心安全な高所なら、ソレだけで子どもたち=大喜び間違いなし!(注:ホテルラウンジ内なので、走り回りなどは厳禁です!)
③貨物列車観るなら (超オススメ!超カッコEー!)
稲沢駅すぐ横、『愛知機関区』
駅ホーム上からでも、改札外の金網越しからでも、沢山の貨物気動車とそのお仕事ぶりが観られますヨ!
貨物好きには天国です。
- 稲沢駅:JR名古屋駅から東海道本線岐阜行きで3駅、10分、250円。
別企画 『稲沢の車窓から』も不定期でアップしていますので是非ご覧くださいね。
④近鉄電車のお仕事色々が観られる
洗車場、待機場、引込線、交差し合うポイントを渡る列車、踏切途中で停車する特急、なんならJR車両も、何でも有りの駅・・・それが『米野駅』だ!(※財布に優しい、超オススメ物件!)
超小さな駅であることに驚かれるかも!!
駅構内の小さな踏切も魅力!!
- 近鉄名古屋駅から1駅、2分、180円。
- 車で行っても便利:駅の目の前にコインパーキングあり。
⑤色とりどりな特急列車観るなら!
近鉄名古屋線の全特急列車をゆっくりと、心ゆくまで独り占め。運が良ければ運転士さんや車掌さんとも和気あいあいお話できる、超神ってる駅=『近鉄八田駅』!!東海地区でここまで色とりどりの列車が観られるのは近鉄線だけ!!!
ココはあまり教えたくないレベルの、超々スペシャル最強ステーションです。
- 近鉄線:近鉄名古屋駅から4駅、7分、240円。
- 名古屋市営地下鉄東山線:名古屋から6駅、10分、240円。
- JR関西本線:JR名古屋駅から1駅、4分+徒歩3分、200円。
- 車で行っても便利!:近鉄八田駅直下に駐車場あり。(雨に濡れる心配も無い!!傘要らずの鉄活可)
鉄活に必須・・・四季折々の鉄活グッズ
① 鉄マフぼう
寒くなって来ました。クリスマスも近づき、着るもの身につけるもの、ギフトなどなど悩む季節。
12月には待望の『鉄マフぼう』全19車両が再度勢揃いしましたヨ!
帽子としてもマフラーとしてもご使用頂ける『鉄マフぼう』はこれからの季節にも、帽子マフラートレーニングにもキットお役立て頂けます。(フリーサイズ/3歳頃~ご使用可能)
〈参考〉『鉄マフぼう』の使用方法動画
② CAP帽子
春夏を中心に、メッシュ素材をしてしていないため、秋冬でも着用可能な万能CAP帽子『バリ鉄CAP』と『バリ鉄CAP-ADVANCE』。
『バリ鉄CAP』は「新幹線シリーズ」「貨物列車シリーズ」「チャギントン」の3種8車両からお選び頂けます。取り外し可能なシェードが付属されているなど、数々の機能性と利便性を備えた最強の鉄活CAPです。
『バリ鉄CAP-ADVANCE』は上記『バリ鉄CAP』を卒業し、ちょっと大人でビター感のあるCAPに仕上がっています。小学校2年生くらいから高学年まで充分にご使用頂る、「ちょっと大人」な鉄活グッズです。
そして今だけ、弊社楽天サイトだけ、このCAPシリーズご購入の方(先着50名様)に帽子が風に飛ばされない「帽子ホルダー」をプレゼント!
③ トレインマスク
春先の花粉症対策や、冬場の感染症対策にはマスクが必須。
しかし子どもたちは初めて身につける「物」に対し必ず警戒心を持ち、場合によっては嫌がります。そんな折には先ず「好きな物」を入口にすることが大切です。しかも着用感に違和感やストレスが少ないことが求められます。是非、抗菌『トレインマスク』をお試し下さい。(全8種)
〈参考〉「子どもたちは何故帽子を嫌がるのか?」身につけるものを嫌がる修正の何故を探求しています。
大好きな鉄道が、とても綺麗なグラフィック印刷で施されています。そして伸縮性がとても高いので違和感が低減されます。更に、お洗濯可能で色落ち=ゼロなので何度でも洗って繰り返しご使用頂けます!
まとめ
子どもたちは、親の知らぬ間に社会とコネクトし、進出していきます。時代の在り方もそれを後押ししています。
そんな中で出会う「はじめまして」がイッパイです。そんなときに傍らにはママ鉄さん、パパ鉄さんが寄り添い、応援し、更に深く接し、のめり込むこともあれば、反対に違う方面へ興味が逸れていくこともあるでしょう。 それ自体はそのお子さんが持つ個性ですし残念に思いつつも、別の何かへ後押しして上げたら良いのでしょうね。 そこにもまた新たな世界観があり、親御さんもそこへ足を踏み込むことで新たな「ママ◯◯」「パパ◯◯」が生まれることでしょう。(笑)
現状の弊社で応援出来る事・・・それがたまたま「鉄道」であるだけですが、この「道」に対し帽子屋として培った72年の経験を活かし、全力で応援させて頂きます。
「道」は100人居れば100通り。100人のお子さんには最低200人の親御さんが居り、その後ろの方でいつも応援しております。
お困り事や、不足事項、思いつき、クレームに至るまで、何でもお申し付け下さい。柔らかアタマで全力を尽くし共に解決を目指します。
最後までお読み頂きありがとうございました。 m(_ _)m 感謝 m(_ _)m